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産後うつの彼女 その5

マタ二ティクラスで出会った生徒さんから度々
生まれました メールをいただきます。
このしごとを続けてきて本当によかった 
と感じる瞬間です。

でも待てよ、暇なのはわかるけど、
大仕事を終えてハイテンショーン! なのもわかるけど、
携帯なんか握ってないでちゃんと養生しろよな
なーんて余計な心配もしてしまうのですが。

先日は朱美さん(仮名)から 生まれました 
メイルをいただきました。

彼女はからだに不調があり、結婚後もしばらく
赤ちゃんを授かることができませんでした。

待ちに待った赤ちゃん。
普段から自然食を摂り、ジムへも通い、
だんなさまとも仲睦まじく、
お仕事もクリエイティヴにこなす。
わたしには彼女がとても眩しく見えました。

先生、持病があってリスクが高いので、
予定帝王切開になるかもしれません。
産後は主人以外に身寄りがないので、
助産院へ産褥入院することにします。

その後どうしているかしら。
そう思っていたら、彼女からこんなメイルが。

産褥期から酷いうつになりました。
わたしはいったいどうしたらよいのでしょう。

赤ちゃんが生まれてからすでに3ヶ月が経っていました。
電話の向こうの彼女は、

最近やっと少し笑えるようになったんです。
思えば誰かに電話する気力も余裕もない日々でした。

うつの自覚は、すでに入院中からありました。
予定帝王切開を終え、母乳が出るようにがんばろう・・・
その辺りから徐々に不眠が始まり、のぼせの症状が
出てきました。

彼女のうつは、まるでジェットコースターのように
急降下で始まりました。
しかし、自身の自覚と家族の対応が比較的早かったのが
幸いだったと思います。

しかし、セラピストでも医療者でもない自分が、
うつをきっかけに里帰りしている彼女にできること
などほとんどないのが実情で、ただただ話を聞くより
他にありません。

そんなとき、そのひとの家族関係や生い立ちにも
触れることになります。

ときどき、

うつになり易いひとの傾向はありますか?

と尋ねられることがあります。

産褥期のうつを防ぐにはどうしたらよいのか。
本人の辛さはもちろん、赤ちゃんへのしわ寄せや
ご家族の苦労も相当なものです。

確かに一般的に言われているように、
出産・育児への夢や期待の大きさや、
真面目で几帳面な性格が関係する 
というのは本当かもしれません。

大抵のことは自分で解決できる、しっかりとした、
有能なひとが罹り易い傾向にある 
とは言えるでしょう。

大切なのは 

どんなお産であっても本人が納得できているかどうか。

いのちのことについては、人智ではどうすることも
できないことがあると知ること。

今はただ 辛かった 失敗だった 

と感じているかもしれない。

でも、生きてさえ居れば、
いつかまあるく繋がる日がきっと来る。

ご報告メイルをくださる方のほとんどが 
つるっ ぽん!と生まれました♪ というご安産組。
難産のかたについては、人づてに報告があることが
多いというのが実情です。

安産や母乳育児というテーマを掲げているゆえ
仕方がないとは思うのですが、

どんなお産もあなたの財産なのよ

と声を大にして言っておきたいと思います。

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産前産後のあなたへ」カテゴリの記事

コメント

最初は母乳もほとんど出ず、「混合なんだ」と人に言うのが嫌だった。
アクディブなバースを夢見ていたので、「帝王切開だった」というのが嫌だった。
“自然育児”とかさ、めちゃくちゃコンプレックスになってしまっていた。
なんだかかわいそうだ。そんな風に思っていたあの頃の私が。

「どんなお産もあなたの財産なのよ」

そんなふうに言ってくれる人が側にいたらよかったのに。。。。sweat02と思ったのだけど、
よく思い出すと、オットは持ち前のまっすぐさで、「つらかったらミルク足せばいいし、とにかく二人が無事だったことに越したことはないんだ」というようなことを言っていたはず。
ちっとも耳に入っていなかったのだなぁ~。

このお仕事をしていると、臭いものに蓋をしていたあの頃の臭いものが出てくる出てくる。
うまいこと人様に役立てばいいんだけどなぁ。

投稿: MAKI | 2008年6月 6日 (金) 14時57分

MAKIさんの体験や当時の思いは、
いろんな問題を孕んでいると思います。

①お産以前のからだの在りかたの問題
 (産む性としてのからだ)
②医療サイドの問題(たとえば陣痛促進剤は母乳の出を
悪くするし予定外の帝王切開は身心の回復に時間がかかる等)
③宿命レベルの問題
(赤ちゃんの無事故には代えられないということ)
・・・・・・などなど

いろんな問題があるにもかかわらず、産後の女のひとって、
視界が狭く自責の念が強いよね。

ビールが飲みたいから早々母乳をやめたある女子は
どうかと思うが、
それくらいのひとのほうが楽ちんに生きてる。

>うまいこと人様に役立てばいいんだけどなぁ。
それは目には見えなくても絶対に財産です。

それについてはまた続きを書きますね。

投稿: どんげ | 2008年6月 7日 (土) 19時23分

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